建物・設備に新しい健康と寿命を・・・建物改修工事は重要な維持管理項目です。
建物の新築工事は、お施主様にとって大きなイベントとなります。
新築工事が無事に竣工・・・
紙面上のイメージ図面が実際に建物や設備として形となり、 街並みに「存在」という形で参画することに、大いなる喜びと達成感を感じることが出来るでしょう。
これは、お施主様を始めとし新築工事に携わった人たちの共通の想いです。
人間の誕生と類似の想いではないかと思われます。
人間も建物も誕生(竣工)時の喜びと達成感は月日の流れと共に日常化されていき、並行して年齢を重ねていきます。
人間に寿命があるように、建物・設備にも耐用年数という寿命がございます。
人間は食事や運動等で健康に気を遣ったり、時にはお医者様に介助して頂きながら身体を健康に保ち、歳を重ねていくことが多いでしょう。逆に言えば、生まれた時にどれだけ健康な方でもやがては老いていきます。
建物・設備も耐用年数等に応じた、時には事前に施策をとりながら「健康」を保つ必要がございます。
新築竣工時にどれだけ品質の高い建物・設備であってもやがては劣化していきます。
そして、建物・設備の随所から「不具合」が生じてくることになります。
劣化した建物・設備は、居住者や使用者に悪影響を与えます。
雨漏れ・漏水等の「水」に関わる事故や、各種設備の故障、時には建物の耐震性等に関わる重大な事故に繋がる恐れもございます。
また、古くて汚い建物・設備という現状に直面するならば、居住者や利用者がそれを懸念して逃げて行ってしまう恐れもあるかも知れません。
これらの事故等は、可能な限り回避しなければなりません。
建物・設備も人間のように「健康に気を使う」と仮定するならば、それは「日常の管理体制」ではないかと思われます。大雑把に言えば、建物を清潔に保ったり、躯体や設備を大切に扱うことになると思われます。
プラスして、人間は筋肉を付けて体力向上を図ったり、お肌を手入れして美しくなったり、流行に応じて髪型や服装、アクセサリー等を変えて自身のイメージを変えることが出来ます。
これは建物・設備で言えば、ニーズに応じた室内間取り変更工事や設備変更工事にあたります。
また、建物・設備が「お医者様の介助を頂く」と仮定するならば、それは「改修工事」になるでしょう。例えば上下水管は建物の「血管」と考えられ、外壁や屋根(屋上)は皮膚とも考えられます。柱や鉄骨・鉄筋は「骨」となり、基礎は足腰、各種設備は「内臓器」とも考えられるでしょう。
人間のこれらのパーツは容易に交換は出来ないかも知れませんが、建物を構成するパーツは補修や交換をすることで新たな寿命を手に入れることが出来ます。
建物・設備も、健康に気を使う「管理体制の徹底や間取変更・設備変更工事(リノベーション工事)や、お医者様に介助頂く「改修工事」で新たな寿命を手に入れる必要があります。
それが「改修工事」なのです。
そして、再び誕生(竣工)時の喜びと達成感を味わうことで、更なる建物・設備の価値を見出していきたいものです。
弊社はお客様のその「一助」となれれば幸いと存じます。